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気体置換法とは?

 

気体置換法(Gas Displacement Method)は、粉体や固体物質の密度や体積を測定するための方法です。特に粉体の真密度(粒子密度)を測定する際に広く用いられます。この方法は、固体の体積を正確に測定するために、固体が置換する気体の体積を測定することに基づいています。

 

気体置換法の原理

 

まず、既知の体積を持つ密閉容器に試料を入れ、そこに気体を導入します。容器内の気体圧力を測定し、その後、試料の体積を置換するために気体の体積がどの程度変化するかを測定します。気体の圧力と体積の関係を利用し、試料の体積を計算し、ボイルの法則に基づいて、圧力変化から試料の体積を求めます。

 

Schematic diagram for an automated pycnometry

 

ピクノメーターの作動原理

 

使用される装置

 

ピクノメーターの一種である「ヘリウムピクノメーター」が、この方法の代表的な装置です。BetterPyc 380ピクノメーターは、非常に小さな原子であるヘリウムガスを使用するため、試料の微細な孔隙にも浸透でき、正確な体積測定が可能です。

ピクノメーター

BetterPyc 380 Gas pycnometer

BetterPyc 380

ガスピクノメーター

ガス置換法

温度範囲: 10 - 65℃

分解能:0.0001 g/cm³

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