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真密度(True Density)

材料そのものの質量を、その材料が占める純粋な体積で割ったもので、材料の微視的な構造や孔隙を無視して測定された密度です。これは、材料が占有する体積から、すべての空隙(内部・外部の空隙を含む)や微小な孔を排除して計算されるため、その材料が理論的に持つ最大の密度を表します。気体置換法(Gas Displacement Method)は、試料が占める体積を、置換される気体の量から間接的に求めることができます。この方法は精度が高く、さまざまな材料に適用できるため、材料科学や製薬業界など、多くの分野で広く利用されています。

 

かさ密度・表観密度(Bulk Density)

粉末や粒状材料が自然に容器に注がれたときの単位体積あたりの質量を指します。かさ密度は、粉体や粒状材料がその粒子間の空隙を含んだ状態での密度を表します。

 

タップ密度(Tapped Density)

粉末や粒状材料が振動や衝撃を与えられて圧縮された後の単位体積あたりの質量を示します。粉末を一定時間タッピング(振動)させることで、粒子間の空隙が減少し、粉体がより緻密に充填された状態での密度を測定します。


まとめ

真密度は、材料の本質的な特性を表す重要な物理量であり、材料科学や工業プロセスにおいて不可欠なパラメータです。正確な真密度の測定は、材料の純度、品質、性能の評価、さらにはプロセスの最適化にとって極めて重要です。これにより、製品の信頼性と効率性を確保し、最先端の材料開発において競争力を維持することが可能となります。

かさ密度とタップ密度は、粉体の流動性や充填特性を評価するための基本的な指標です。これらの密度は、粉体の取り扱い、輸送、加工、製品設計において重要な役割を果たします。両者の差異は、粉体の挙動や処理方法を理解する上で欠かせない情報を提供します。

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