- ● 粒子径と粒度分布とは?
- ● 粒子径の測定方法
- ● レーザ回折・散乱式 粒子径分布測定装置
- ● 動的光散乱法 粒子径・ゼータ電位分析装置
- ● 画像解析法 粒子径・粒子形状分析装置
粒子径と粒度分布とは?
粒子径は、粒子そのもののサイズを指し、測定方法や基準によって定義が異なることがあります。一方で、粒度分布は、粒子集団におけるサイズのばらつきを示し、製品の品質や加工プロセスの安定性、最終用途に大きな影響を与えます。適切な粒子径測定と制御により、製品のパフォーマンスを最大限に引き出し、競争力のある製品を市場に提供することが可能になります。例えば、医薬品の溶解速度や吸収性、セラミックスの焼結性、コーティング材料の塗布性などです。
粒子径の測定方法
いくつかの測定技術がありますが、それぞれの技術が特定の範囲やタイプの粒子に対して適しています。
レーザー回折・散乱法(Laser Diffaction・LD)
原理:粒子がレーザー光を散乱させる角度と強度から粒子径を測定します。
利点:幅広い粒径範囲(サブミクロンからミリメートル)を迅速に測定可能。
動的光散乱法(Dynamic Light Scattering・DLS)
原理:粒子が液中でブラウン運動をする際の光の散乱パターンを解析して粒子径を算出します。
利点:特にナノスケールの粒子測定に適しており、非常に小さな粒子を高精度に測定可能。
画像解析法(Image Analysis・IA)
原理:粒子の画像を撮影し、形状やサイズをコンピュータ解析で測定します。
利点:粒子の形状や不均一性も評価可能。
レーザ回折・散乱式 粒子径分布測定装置
Bettersizer S3 Plus
粒子径・粒子形状分析装置
測定範囲:0.01~3,500μm(レーザ回折・散乱法による)
測定範囲:2~3,500μm(動的画像解析法による)
Bettersizer 2600
あらゆるニーズに応える粒子解析装置
測定範囲:0.02~2,600μm(湿式分散)
測定範囲:0.1~2,600μm(乾式分散)
測定範囲:2~3,500 μm(動的画像解析)
動的光散乱法 粒子径・ゼータ電位分析装置