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BeVision M1

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BeVision M1は、0.3~10,000 μmの粒子径および粒子形状を高精度に分析する装置です。自動スキャンと自動焦点調整機能により、BeVision M1は高画質な粒子画像をキャプチャし、隣接する複数の画像をシームレスに広視野画像として合成します。これにより、粒子の微細なディテールを損失なく記録・分析できます。搭載されているBeVisionソフトウェアは、粒子径および粒子形状を34種類の項目から評価し、粒子の全周囲検証を実現します。これにより、粒子の特性をより詳細かつ包括的に把握できる分析結果を提供します。

機能と利点

  • 測定範囲:0.3 - 10,000 µm
  • ISO 9276-6に準拠
  • 高い再現性
  • 1200万画素高速CMOSカメラを搭載
  • 使いやすいソフトウェア
  • 自動スキャンと自動焦点調整機能による利便性向上
  • 粒子径と形状の34種類のパラメータを高精度に解析
  • 表面清浄度評価と欠陥検査をサポート

ビデオ

How to Install and Operate BeVision M1 Video play

What is Image Analysis? Fundamentals of BeVision Series Video stop

Overview of BeVision Series | Precision in Particle Vision Video stop

概要

BeVision M1 全自動・静的粒子画像解析装置

 

BeVision M1は、0.3~10,000 μmの粒子径および粒子形状を高精度に分析する装置です。表面清浄度評価や欠陥検査においても不可欠な役割を果たします。自動スキャンと自動焦点調整機能により、BeVision M1は高画質な粒子画像をキャプチャし、隣接する複数の画像をシームレスに広視野画像として合成します。これにより、粒子の微細なディテールを損失なく記録・分析できます。搭載されているBeVisionソフトウェアは、粒子径および粒子形状を34種類の項目から評価し、粒子の全面的な検査を実現します。これにより、粒子の特性をより詳細かつ包括的に把握できる分析結果を提供します。

 

 

1. 画像解析法を採用する理由は何か?

 

  • 簡便なプロセス:  画像解析法は、粒子の画像をキャプチャして粒子を特定し、サイズと形状を迅速に測定します。各ステップはシンプルであり、明確な手順で解析が進行します。

 

  • 形状解析の優位性: 画像解析法では、粒子を直視することで、粒子の大きさだけでなく、形状も詳細に評価することができます。

 

  • 百聞は一見に如かず: 画像解析法では、各粒子のサイズや形状を詳細に測定し、それらを統計的にまとめて分析します。この方法により、粒子径や形状の分布に関する精度の高い情報を提供することが可能です。

 

2. 静的画像解析法を選ぶ理由は何か?

 

  • 高精度な視覚情報: 静的画像解析法では、高解像度カメラと精密顕微鏡を使用して、粒子の鮮明な画像を取得します。この技術により、非常に小さな粒子でも明確に視覚化し、詳細な分析が可能です。

 

  • 微小粒子の検出能力: 静的画像解析法は、微小粒子を高感度で検出でき、従来の方法では捉えきれない微細な粒子も正確に解析することができます。

 

  • サンプル量の少なさ: この手法では、少量のサンプルでの測定が可能です。数滴のエマルションや数マイクログラムの粉末で経済的に粒子解析を行うことができます。

 

3. 効率的なスキャンモード + 限界突破パノラマモード

 

3.1 スキャンモード

 

  • 効率的なワークフロー

BeVision M1のスキャンモードは、高精度な粒子解析を実現するための効率的なワークフローを提供します。このプロセスでは、まず画像がキャプチャされ、次にステージが精密に動作して新しい位置に移動します。移動後、再び画像をキャプチャし、この操作が繰り返されることで、広範囲の粒子を網羅的に解析します。

 

  • リアルタイムで解析結果を表示

BeVisionソフトウェアは、スキャン中にリアルタイムで解析結果を表示します。これにより、ユーザーは進行中の解析結果を即座に確認でき、必要に応じて迅速に調整や判断を行うことができます。高い効率性と信頼性により、さまざまな業界での粒子解析において広く利用されています。

 

 

  • 効率的で信頼性の高いスキャンモード

BeVision M1のスキャンモードは、手動検査に比べ圧倒的な効率化と、人による誤差の解消と精度を向上させるメリットがあります。1回運行で数千の粒子を解析できるため、得られるデータは統計的有意性が強化され、信頼性の高い結果が得られます。

 

 

3.2 パノラマモード

 

パノラマモードでは、複数の画像を高精度に連結し、ミリメートルレベルの広範囲な領域に存在するすべての粒子を完全に記録します。このモードは、粒子の形状の詳細を保持したまま全体像を可視化することを可能にします。パノラマ画像を活用することで、粒子や欠陥の総数を正確に測定し、粒子径や形状のパラメータに基づいた粒子の位置特定および分類が可能になります。

 

    • 特長と利点

*自動焦点調整機能:スキャン中の自動焦点調整により、高品質な画像取得と正確な分析結果を実現します。

*条件付きフィルター機能:粒子のサイズや特性に基づく条件付きフィルターを使用し、粒子カウントや分類が可能です。

*高倍率再スキャン機能:高倍率での再スキャンにより、特定の粒子の詳細な形状や特性をさらに深く分析できます。

 

4. 粒子径と形状パラメータ 

 

4.1 粒子径関連パラメータ

 

等価径(Equivalent diameters): 

    • 投影面積円相当径
    • 投影周長円相当径
       

フェレー径(Feret diameters): 

    • フェレー最大径、フェレー最小径、XLF
       

マーチン径(Martin diameters): 

    • マーチン最大径、マーチン最小径
       

ルジャンドルの慣性楕円(Legendre ellipse):

    • 長軸、短軸 

 

4.2 粒子形状関連パラメータ

 

2方向の解析:

    • アスペクト比(aspect ratio)
    • 縦横比(L/W ratio)
    • 楕円比(ellipse ratio)

 

円形度と矩形度:

    • 円形度(Circularity、11のアルゴリズムを選択可能)
    • 不規則性(irregularity)
    • コンパクト度(compactness)
    • エクステント(extent)
    • かさ指数(box ratio)
       

輪郭の凹凸: 

    • 凹み度(Concavity)
    • 凸度(convexity)
    • 充実度(solidity)
       

細長い粒子: 

    • 長短度(Elongation)
    • 直線度(straightness)

 

5. 応用分野

 

  • 研磨剤:炭化ケイ素、コランダム、ダイヤモンド、ガーネットなど
  • 電池材料:球状黒鉛粉末など
  • 金属粉:球状アルミニウム粉、鉛錫合金粉、その他アトマイズ金属粉など
  • 非金属粉:ガラスビーズ、ポリスチレンなど
  • 針状粉末:ウォラストナイトなど
  • その他:科学研究、教育など

厳選されたリソース

その他の資料

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