D50とは?
2023-07-13WIKI
D50 とは、粒子径分布において、累積頻度が50% に相当する粒子径を示します。
粒子群全体のうち、50%の体積・個数・質量 がこの粒径以下であり、残りの50% がそれ以上であることを意味します。
D50は、材料の均一性や粒子径の中心値を把握するための重要な指標です。
D50の具体例:D50=5μmの場合
- 5μm以下 の粒子が全体の50% の体積を占める。
- 5μm超 の粒子が残りの50% の体積を占める。
この情報を基に、材料の粒度特性や分布傾向を正確に把握でき、製造プロセスの最適化や最終製品の品質向上に役立てることができます。
その他の指標:D10、D90
D50と併せて、以下の指標を活用することで、粒子径分布の形状をより包括的に評価できます。
- D10: 粒子全体の10% がこの値よりも小さい粒径であることを示します。(微細粒子のサイズを示す)
- D90: 粒子全体の90% がこの値よりも小さい粒径であることを示します。(粗大粒子のサイズを示す)
D10・D50・D90の関係性と応用
- D10: 微細粒子の評価
- D50: 中央粒径(メディアン径)を把握
- D90: 粗大粒子の測定
これらの指標を活用することで、粒子径分布のバランスを評価し、粉末材料の特性向上と品質管理 に貢献します。
粒子特性評価の基本概念と関連情報
粒子径分布(PSD)測定は、材料の特性理解と品質管理の要です。D50、D10、D90の指標を活用し、最適な粒子径制御 を実現することで、プロセスの安定化と製品の高性能化が可能になります。
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